スポーティーな、ほぼ日Tシャツ
今週のお題「お気に入りのTシャツ」
ようやくネットが日常的につながるようになった頃、ほぼ日のサイトが大好きだった。
毎年1回か2回の贅沢で、ネットショッピングをしていた。
日本から届くものは、特別に素敵だった。
今から13年前の2007年、ほぼ日ストアでは「センチメンタル・テリトリー」というテーマで、涙ぐむ動物たちを描いた可愛いT シャツのコレクションを発表。
そのピンクのTシャツがあまりにもかわいいので、購入したのがこの2点である。
白いスポーティーなうさぎと、ピンクのスポーティーなブタ。
ポリエステル100% 中国製
こういう可愛いTシャツは合わせにくいので、普段は着る機会がないが、時々思い出して近所で着てみる。
アナログ生活
今週のお題「2020年上半期」
デジタル生活の後は、アナログ生活についてのまとめ。
目次
銀メダル
今年の初めには、20年勤務した記念に、フランス政府から銀メダルをもらった。
このメダルをもらうには、フランス国籍でなくてもよい。
フランス国内の企業または海外のフランスの企業に勤務した記録があれば、通算20年で銀メダルがもらえる。 30年働くと金メッキのメダル、35年で金メダル、40年で大・金メダル。 もらうといっても実費は払うのだが、勤め先の会社が払ってくれる慣例である。 また、申し込んでから実際もらえるまでに1年以上かかった。
ほぼ日手帳
デジタル生活は便利であるが、どうも信用できない。
保存したと思っていたデータが、媒体やOSの変遷とともにアクセスできなくなってしまう。
やはり、紙にペン。 アナログに勝るものはない。
ということで、すでに10年以上愛用のほぼ日手帳。
ネットでほぼ日のサイトから申し込む。
4月はじまりの手帳を2月に申し込むのが毎年の習慣なのに、今年はコロナのせいでぐずぐずしているうちに3月になってしまった。
今回はカバーなし本体のみ注文したので、通常なら送料を含む価格が既定の45ユーロ以内に収まり、関税はないはずである。
ところが、今年は豪華な付録・百人一首がついていたため重量が増し、送料が高くなり、関税を払わなければならなくなった。
関税自体は消費税と同じで高くないのだが、手数料が商品と同じくらい高い。 無料の付録のせいで、余計な出費となった。
取扱い局まで取りに行き、関税と手数料を払ってようやく手にしたのが、コロナで外出禁止になる週の直前、滑り込みセーフだった。
手帳は持ち歩くには重くてかさばるので、家において毎日の記録にしている。
手作りマイブーム
引きこもり生活とリモートワークで自由時間が増えた結果、手作りの楽しさを再発見した。
まずは、童心に帰ってクラフトキットを組み立てた。
次に、古着を再利用してマスクを工夫して作った。
肌触りが良く、毎日愛用している。
ミシンはとっくに壊れてしまって、お裁縫からは遠ざかっていたのだが、手縫いでも結構縫えることが分かったので、これからもう少しいろいろ作ってみたい。
デジタル生活
今週のお題「2020年上半期」
今年前半は、デジタルが大活躍した期間だった。
目次
パソコン買い換え
Windows7のサポート終了に備えて、パソコンを買い替えた。
Windows7では簡単だった日本語設定が、Windows10ではとても複雑になり難儀したが、無事日本語入力もできるように設定できて、新年スタート!
スマホデビュー
パソコンを買い替えた勢いで、ついにスマホも買った。
もともとの動機は、今年一時帰国したときに使うためだったのだが、コロナの影響でこちらは中止となった。
一方、外出禁止期間に情報を得たり、外出申請書を持ち歩くには、スマホはとても便利だった。
リモートワーク
いよいよコロナも蔓延しだし、3月半ばから、仕事もリモートワークになった。
毎日の通勤が無くなったおかげで、睡眠時間がたっぷりとれて、体調が大幅に改善した。
ブログ再発見
リモートワークのお陰で自由時間が増えたので、ブログも楽しくなった。
それまでは、主に旅行や映画の記録を記事にしていたのだが、出かけられないのではネタがない。
ふと「はてなブログ入門」を読むと、「今週のお題」という便利なシステムがあることに気づき、「好きなお店」というお題に初めて投稿した。
「今週のお題」に投稿している人の記事を見るのも楽しく、こうしてブログ仲間が増えた。
リモート医療
フランスの医療保険には、主治医の制度があり、専門医や病院に行くには、まず主治医に相談することになっている。
私にも、ずっとお世話になっていた主治医の先生がいたのだが、昨年の終わり、何の前触れもなく突然診療所を閉めてしまった。
電話やメールをしても、全然返事がない。
さて、どうしたものだろう。
一方、フランスには、doctolibという、ネットで医者を探したり、予約したりする便利なシステムがあり、多くの医者が登録している。
そこで主治医を探すと、パリから離れたところに引っ越していることが分かった。 ネット診療もしているようである。
そこでネット診療を予約し、約束の時間にパソコンをつなげると、スクリーンに懐かしの先生が現れた!
なぜ急に引っ越したのかというと、昨年年末に続いた電車のストライキのために、パリの診療所まで家から車で通勤するのがあまりにも大変になったからだそうだ。
もうパリに戻ってくることはないので、新しい主治医を推薦してくれた。
初めて相談するときには血液検査の結果を持って行った方が良いだろうと、処方箋もネットで送ってくれた。
処方箋をもって近くのラボに行くと、その日のうちに結果がネットで送られてきた。
ちなみに、フランスで血液検査やX線検査をするには、処方箋をもってそれぞれ専門のラボに行かなくてはならない。 病気の時は大変な負担になる。
新しい主治医の診察も、doctolibで予約したが、初めてなので、ネット診療ではなく、診療所まで行った。 そして、無事に主治医の登録をすることができた。
診療所は、以前のところよりも近いので、病気や怪我のときに行くには便利になった。
良い方向への社会的変化
今週のお題「2020年上半期」
コロナで大変だったこの半年、まだまだこれからどうなるかわからない。
ただし、良い方への変化もあった。
マスクが市民権を持つ社会
欧州では、マスクの習慣がない。
かつて、風邪をひいてマスクをしていると、変な目で見られた。
見られるだけでなく、いろいろと言われた。
「子供が怖がるから、やめろ」と、メトロの中で知らない男に言われた。
「お客様が怖がるから、やめろ」と、ドイツ人の同僚に言われた。
そのため、風邪がひどくても、感染が怖くても、マスクは人中ではできなかった。
今回、ようやくマスクが大っぴらにできるようになった。
幸い、アメリカのようなマスク反対運動は、フランスでは起きていない。
相手に触らずに挨拶できる社会
フランスでは、毎日一度だけ握手をして挨拶をするのが慣習である。
一度挨拶したら、その日はもう完了で、二度目に会っても挨拶してはいけない。
ちなみに、英国やドイツにはこういう習慣はなく、相手に触らずに挨拶してかまわない。 一口に欧州といっても色々で、まして「欧米」などとひとくくりにはできないのである。
会社に着くと、まず、同じオフィスにいる同僚を一人一人回って握手する。
親しい人の場合は、ビズをする。 女性の場合が多い。
おじさん同士がビズをしているのは見たことがない。(が、もしかしたらしている人もいるかもしれない)
昼に食堂に行くと、そこで会う上司や同僚に握手する。
食事の前に手を洗うのは当然だが、相手が手を洗ってくるとは限らないので、せっかくきれいになった手がまた汚れる。
私は、コロナ以前は、いつもアルコールを持って歩き、こっそりとアルコール消毒していた。
今は、相手に触らないで、いや、近寄らないで毎日の挨拶ができる。
自分で掃除できる社会
フランスは階層社会のためか、階層の上の人たちは、自分で掃除などすべきではないと思っているようである。
これは、街中を見ても、路上にゴミや犬の糞が散在しているので明白である。
また、職場の掃除は自分ですることはない。
職場のトイレの洗面台も、よく水浸しになっている。
私は、日本人のマナーとして、時々トイレの洗面台を拭いていると、変な目で見られた。
自分の机を拭くにも、雑巾やペーパーを自前で用意しなくてはならなかった。
コロナ以降、アルコールスプレーとペーパーが職場に完備された。
毎朝、まず机の周りを拭いて、気持ちよく一日が始められる。
日本人が普通に振舞える社会
日本では当たり前のことは、フランスでは当たり前ではない。
日本人らしく手を洗い、マスクをし、自分で掃除をし、握手やビズをしないで挨拶すると「フランス社会に溶け込んでいない変人」として扱われる。
そのため、日本人は結構無理をして、周りのフランス人に合わせているのだ。
自分では無理をしていないと思っても、やはりストレスはどこかに溜まっている。
コロナのお陰で、日本人が普通に振舞っても、少しだけ普通に見えるようになった。
そして、ストレスが少しだけ減った。
これは、素晴らしい社会の変化であろう。
ブロガーバトン
今、世間で流行りのブロガーバトンというものがあるそうだ。
私には無縁かと思っていたら、何と、花さんからブロガーバトンがやってきた。
このテンプレートは画像なので、編集ソフトがないと書き込みがとても難しい。
そこで、花さんを見習って、自由表記にした。
名前 浮遊人 通称 ふぅみん
年齢 不詳
ブログ歴 ヤフーも含めて7年半、 はてなに引っ越して約1年
記事数 ヤフー218 はてな 40 計 254 重複分を除く
(ヤフーから引っ越した記事は、ほとんどまだ下書き状態で保存されている)更新 不定
ブログのジャンル 不定
ブログを始めたきっかけ
- お友達が欲しい
- 記録を残したい
- 日本語の文章力を高めたい
今後のこのブログの展望
- 質の向上を目指したい
- 「お題」に毎週参加したい
ひとこと
- いつもご訪問とコメントを有難うございます
一番古い記事 (はてな)
お気に入りの記事
次にバトンが渡るのは?
複数に渡しても良いらしいので、この際ばらまくことにする。
人数が多い方が責任感を感じないで済むだろう。
まずは、謎の美少女・猫姫さん
ユーモアと知性にあふれた毎日の生活に加え、評判のロングセラー「文才のない猫姫が語る映画やドラマの感想」、新シリーズ「女の昼飯なんてこんなもんよ」が大好評。
【更新情報】 猫姫さんはご都合によりパソコンをしばらくお休みになります
およやんさんのブログ
主に食べ物に時事問題を組み合わせたほぼ毎日更新のブログ。 ときどき、温泉旅行や、お得意の数値解析や確率問題の記事も・・
【更新情報】およやんさんはバトンはつなげないそうなので、ここはブログの紹介だけにさせていただきます
パットマンXさんの遊星より愛をこめて
怪獣から美少女まで幅広いフィギュアのコレクションから、それぞれのフィギュアをエピソードを交えて詳しく紹介する。 記事の隅々から、フィギュアに代表される日本文化に対する深い愛情が感じられる。
【更新情報】パットマンXさんが、ブロガーバトンを引き受けてくださいました! 有難うございます!
バトンの渡った3人の方々は、次に渡しても良いし、渡さなくても不幸になることはありません! 期限もなし!
テンプレートはバトンの代わりに記事に張り付ければ、使っても使わなくてもそこはご自由に。
納豆に関する質疑応答
今週のお題「納豆」
目次
なぜ、納豆を食べるのか?
納豆は、美味しい。
納豆は、料理の手間がかからない。
納豆は、栄養がある。
残念ながら、「納豆は、安い」というのは、当てはまらない。
納豆は、どこで買う?
幸いパリには日本の食材を買えるお店が多いので、納豆も買うことができる。
日本とは違い、納豆は冷凍して売っている。
しかし、値段が高い!
日本から輸入するので当然である。
いつも一番安いのを買うのだが、それでも4個で約384円、1個約96円である。日本の3倍くらいの値段になる。
納豆は、朝食べる?
納豆を食べるのは、主に夕食である。
朝はフルーツとヨーグルトなので、納豆は食べない。
ネット情報によると、睡眠中に血液がドロドロになるのを防止するので、納豆の血液サラサラ効果は、夜食べる方がより効果的なのだとか・・
納豆は、ご飯に乗せる?
納豆は、野菜と組み合わせてサラダにする。
サラダ菜、トマト、ワカメ、ショウガ(ガリ)のうえに納豆を乗せ、パックに入っているタレと辛子をかけ、それだけではちょっと味が物足りないので、さらにお酢と七味とふりかけをかける。
面倒なので、納豆はあまりかき混ぜないで、そのまま使う。
こうすると何となく和風のサラダになる。
お好みで、茹で卵や梅干しやチーズのトッピングもできるし、
野菜のないときは、ワカメとショウガだけでもよい。
研修生を育てる
今週のお題「仕事と子育て」
目次
お題の本筋からは外れるが、仕事場で子育てをするという意味で、研修生について書こうと思う。
企業が研修生を採用する理由
私の職場には、研修生という名目で、学校に通いながら職場で働く学生が多くいる。
企業がこのような研修生を採用する理由は主に二つある。
- 正社員の代わりに、安い労働力を確保する
- 新卒一括採用をしないので、将来の正社員採用の候補者として資質を見る
安い労働力とはいえ、賃金は支払われ、学費の援助が出ることもあり、しかも優秀な上司が授業料無料で個人指導してくれるのだから、かなりの好待遇である。
どんな人が研修生になるか?
私は今まで多くの研修生を育ててきた。 企業としては、正社員の部下は雇えないので、学生で代用しろというわけである。
多くが、大学在学中の学生か、すでに大学を卒業し、次の資格を取ろうとしている学生で、研修は、資格を取るための必修科目になっている。 技術系の学生もいるし、ビジネス系の学生もいる。 優秀な学生もいるし、そうでない場合もある。
研修生は二通りあり、6か月フルタイムで在籍する短期の研修生と、1~2年学校の授業と並行して在籍する長期の研修生がいる。その度に採用して教育しなおさなくてはならず、それなりに苦労が多い。
優秀な研修生を育てる楽しさ
優秀な学生の場合は、教えるのにも張り合いがある。 一つ教えれば、すぐに理解し、工夫して改善する。 また、自分でミスをチェックして、速く正確に仕事をするので、頼りになる。
こうして育てた研修生が立派に旅立つのを見るのはとても嬉しい。 課題の発表や、卒業式に招かれたこともある。
スローな研修生を育てる忍耐
そうでない学生の場合は、育てるのにかなり苦労する。
教えれば、その時は分かるようなのだが、すぐに忘れる。
メモをとっても、どこにメモしたか忘れる。
そして、聞いた方が早いからと言って、私に聞く。
どこで間違えたから分からないといって、最終チェックを私に丸投げする。
人の間違いをチェックするぐらいなら自分でやった方が早いのだが、そこは教育のためと自分に言い聞かせ、一緒にチェックして教える。
しかし、チェックの仕方を次の時には忘れて、また私に聞く。
「一体上司を何と心得ているのか? 君は幼稚園児か? 小学生か? フランスの教育程度はこんなに低いのか*1?」
と言いたいのをぐっとこらえて、何度も何度も同じことを教えている。
なるほど、昔、中学の先生がおっしゃっていた「一を知るために十を教える」とはこのことか、と妙に納得する。
仕事が雑な研修生を育てる寛容
一方、仕事は速いが、次々と雑な仕事をそのまま提出されるのも困る。
英語表記やレイアウトなど、学生ならこんなものかとも思うが、 プロとしては許容できない。 注意しても、初めに教えてくれなかったからできなくて当然だと開き直る。
結局私が手を入れて何とか見られるものにした結果、称賛を浴びるのは研修生である。 それを笑って受け入れる寛容の心が必要になる。
研修生を育てるメリット
散々文句を言ってみたが、研修生を育てるのことにはメリットもある。
以前のお題「外のことが分からない」でも書いたように、人は何でも自分を基準にして考える傾向にある。 世の中はそうではないということを、研修生たちは身をもって教えてくれる。
また、私の仕事の速さは、得てして周りから浮いてしまう。 そんな時、スローな研修生に仕事を任せれば、全体としてのスピードが程よく平均値になり、周囲に溶け込めるのである。
こうして忍耐と寛容の心を育てることは、私の人間的成長につながっていると信じたい。
終わりに
日本でも、初等教育・家庭教育の欠陥の後始末を押し付けられている学校の先生や、企業の新入社員担当の先輩社員の方々は、同じように感じていることだろう。
「基本的な生活のしつけは家庭でやってほしい」
「もう一度、あいさつの仕方を幼稚園からやり直してほしい」
「小学校で習う分数計算くらいできるようにしてほしい」
「中学で習う漢字くらい書けるようにしてほしい」
「...」
毎日忍耐強く子供たちを育てていらっしゃる、あらゆる親御さん方・先生方・先輩方への感謝と尊敬の気持ちを、さらに強めるのである。
*1:フランスの名誉のために言えば、大変優秀な人もいるので一般化はできない