ふぅみんと一緒♪

物見遊山と社会科見学

アイスキャンディー

リモートワークの時は体調も好調だったのに、週に3日出勤したら疲れて動けない。
月曜日は電車が2本も運休になり、通勤に往復5時間もかかった。 
週の初めがこれだと、一週間疲れたままになってしまう。
この頃よく更新していたブログも、どうも更新が遅れがちである。

今日と明日はリモートなので、少し楽になると良いなあ。
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今週のお題「私の好きなアイス」
一番好きなのは、あずきバーなのだが、残念なことにこの近くでは入手できない。

さっぱりした味わいで好評なのが、ピカールのフルーツジュースを固めたこのシリーズ。
ひとつは、オレンジとグレープフルーツのミックスの味が気に入っている。
もうひとつは、オレンジ・レモン・ラズベリーの三色アイスである。

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イチゴ、バナナ、キウイ、レモン、スイカなど他にもいろいろな種類がある。

子供の頃、家でジュースや牛乳を固めてアイスキャンディーを作って食べていたことを思い出した。

海辺のかき氷

今週のお題「私の好きなアイス」

思い出は美しく、
思い出の中のものは美味しい。

子供のころ食べたものは、どうしてあんなに美味しかったのだろう?

夏休みになると、家族とともに、海辺の宿で1週間ほどの休暇を過ごした。

早朝には、海から上がる日の出を見た。
父の川釣りについて行ったり、海辺で地元の人たちの地引網を見たりもした。
昼間は、海水浴や川遊びで、のんびりと過ごした。
夜には、花火で遊び、時には、空に上がる花火大会の花火が見えた。
船で少し遠出をした先では、とうもろこし、茄子、人参などの野菜が地面から生えているのを見て、とても感動した。

絵日記は、美しい思い出でいっぱいになった。

かき氷を初めて食べたのは、海水浴からの帰り道にある、かき氷屋さんである。

  • 赤い 氷いちご
  • 黄色い 氷レモン
  • 緑の 氷メロン

色鮮やかで、夢のようなおいしさだ。
一日に一つ、今日はどれにしようかと、楽しみだった。

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氷あずきや、氷宇治茶もあったが、値段も高く、大人向けのものとして、選択肢からは除外された。

バカンスが終わって都会に戻れば、街中でかき氷を食べる機会もなかった。

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いらすとやさんの、かき氷

少し大きくなってから、近所の和菓子屋さんで氷あずきを食べた。
冷房はなく、扇風機が回っていた。

ちょっと大人の気分がした。

焼き魚

少し遅れたが、今週のお題「お父さん」

世の中には、2種類の人がいる。
焼き魚をきれいに食べる人と
焼き魚をきれいに食べられない人だ。

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私は、父に似て、焼き魚をきれいに食べる。

大人になってから初めて気が付いたのだが、これは、一種の芸術的才能のように思う。
私は、焼き魚の食べ方について詳しく教えられた覚えはない。
焼き魚をきれいに食べることに、芸術的な喜びを見出したのであろう。
お皿の上にきれいに骨だけ残った焼き魚を見ると、達成感を覚える。
それに気づいてからは、ますます焼き魚をきれいに食べることに情熱を燃やした。

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いらすとやさんより、焼き魚

昔、父が焼き魚を料理してくれたこともある。
焼き魚は、今でも大好きだ。

小さな中華料理店

今週のお題「お父さん」

 

私が少女だった頃・・

ある日、母と喧嘩した私は、悲しくて泣きながら外を歩いた。

区役所の前で公衆電話を見つけ、父に電話したくなった。
電話帳で調べて、父の職場に電話した。

それから直ぐに、父の職場まで会いに行くことにした。

お財布だけ持って、地下鉄に乗った。
駅から歩いて、おぼろげな記憶を頼りに、建物を見つけた。
階段を上って父の職場にたどり着いた。

 

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おりしも夕方になっていたので、近くの中華料理店に連れて行ってくれた。

庶民的で小さなお店で、中国人が経営しているらしい。

父は、中国語で何か話していた。
良く来るお店なのだろう。 
店の人を知っているようだ。

父は、とても親しみやすく、知らない人とでも気軽に話す。
また、外国語や方言にも堪能らしく、それを使って見せたいところがあった。

いろいろな中華料理を注文し、一緒に食べた。
父は、いつものようにビールを飲んだ。
脂身の多い大きな肉のかたまりと、緑の野菜が、目に鮮やかだった。

それから一緒に帰宅した。

母親とは、父がうまくとりなしてくれた。

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いらすとやさんより、中華料理店

この店の名前は定かでないが、検索すると、辺りにそれらしい店が見つかった。
安くておいしいとの評判である。

次に帰国したら、行ってみたい。

夏用に、新作マスク

夏向きに、鮮やかな色合いのマスクを作った。
裏地は、一枚は木綿、もう一枚はマイクロファイバー。
材料は全てリサイクルである。

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新作のマスク
会社に出勤すると、会社支給の不織布のマスクをつけなくてはならない。
ざらざらした表面が顔のデリケートな皮膚にあたってとても不快である。
また、汗を吸い取らないので暑さがこもってしまう。
マスクが肌荒れの原因になるというのが、理解できる。

やはり、手作りのマスクは肌に柔らかくて心地よい。

お父さんと一書♪

今週のお題「お父さん」

父は、私が子供の頃、休みの日にときどき書道を教えてくれた。
聞くところによると、若いころ、偉い書家の先生に師事して随分と鍛錬したのだそうだ。 

初めの一歩

書道において、何が一番大切か?

まずは、形から入る。
墨をする時は、硯に対して垂直に立てて、滑らかに。
筆は紙に対して垂直になるように持ち、肘をあげて腕が水平になるようにする。

次に、動きである。
紙に対して垂直に立てた筆を、そのままの姿勢で自由に動かすのである。
子供のころは、腕の筋肉やそれを操る神経が発達していないせいか、この姿勢を守って筆を動かすのは、とても難しい。

結果としてあまりきれいな形には書けなかったが、出来上がりは二の次なのであった。

 

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書初め

中学校の冬休みの宿題は書初め。
父も、張り切って教えてくれた。

床に毛布を敷き、紙を敷いて、大掛かりに始めるのである。

大きな硯で墨をする。

父の書いたお手本を見ながら書くのだが、思った通りには書けない。
それでも、地域の学校の書道展に出してもらったこともあるので、子供らしい元気な字だったのだろう。

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いらすとやさんより 「書初め」

王羲之の「蘭亭序」

それから数十年、良い先生が見つけ難いこともあって、書道にはご無沙汰していた。

ある日、パリの友人が書道教室に誘ってくれた。
中国人の先生が、有名な王羲之の蘭亭序」を教えてくれるのである。

嬉しいことに、この中国人の先生の教え方は、父と全く同じであった。
筆を垂直に、腕を水平に。
そして、時には手を取って一緒に字を書いて動きの感覚を教えてくれる。

クラスメートのフランス人たちは、皆大変に真剣で筆遣いも滑らかである。
中には、中国語を話せるフランス人もいる。

蘭亭序」の、一番初めの文字は「永」である。
「永」の字を書き始めた瞬間に、身体の中にある、忘れていた感覚が蘇った。

父親が教えてくれた、あの日のように。

筆を持てば、お父さんと一書♪

 

お父さんたちが活躍する、伊坂幸太郎の作品二点

今週のお題「お父さん」

お父さんたちが活躍する作品二点をご紹介します。

 

伊坂幸太郎 「残り全部バケーション」(2016年9月4日の記事から抜粋編集)

「適番でメールしてみました。友達になろうよ。ドライブとか食事とか」

メールを受け取ったのは離婚寸前のお父さん。
娘「無視だよ、無視」
お父さん「お父さん、友達欲しいんだよな」
お母さん 「いいんじゃない?」
そして、返信。
「友達になりましょう。こちらは47歳の男です。妻45歳、娘16歳も一緒ですが、それでもいいですか?」
当たり屋や強請の裏稼業の世界で、派遣業務に携わる溝口と岡田のコンビ。 
足を洗いたいという岡田に溝口が出した条件は、メールして友達を作ること。
 
かくして岡田は離婚寸前の3人家族とドライブし、豪華なホテルでフルコースの食事をすることになる。
溝口と岡田の関係は如何に?
 

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伊坂幸太郎「オー!ファ-ザー」
 
高校生の由紀夫には、四人の父親と一人の母親がいて、大きな家に六人で同居している。
 
それぞれ個性あふれる四人の父親たち
  • ギャンブル好きの鷹さん
  • 博学の悟さん
  • 女好きの葵さん
  • スポーツ万能の勲さん
 
どうして四人も父親がいるのか?
母親の知代(ともよ)さんが、四人と並行しておつきあいをしていて、誰の子供か分からないからだ。
DNA鑑定はしない。
なぜなら、みんな自分が父親であることを信じたいのだ。
 
由紀夫は四人の父親の良いところを受け継いで、何でもできる。
その度に、父親たちは、自分に似ている、自分こそが実の父親であると喜ぶのである。
 
そんな由紀夫が、次から次へと事件に巻き込まれ、
父親たちはそれぞれの得意分野で活躍する。

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どちらの作品も、何とも現実離れした設定で、こんなことありえないと思いながらも、こんなことあったら良いな~と思いながら読み進むうちに、お話に引き込まれていく。
 
読後感がとてもよい。
心が温まり、希望が湧いてくる。
もう一回味わって読み直したくなる。
特に、父の日には。