夏の夜
今週のお題「夏うた」
ベルリオーズの歌曲集「夏の夜」は、テオフィル・ゴーティエの詩を、テノールまたはメゾソプラノのために作曲した6作品から構成されている。
- 第1曲 ヴィラネル (Villanelle)1856年
- 第2曲 ばらの精 (Le Spectre de la Rose)1855~56年
- 第3曲 入り江のほとり(哀歌) (Sur les lagunes (Lamento))1856年
- 第4曲 君なくて (Absence)1843年
- 第5曲 墓地で(月の光) (Au cimetière (Clair de lune))1856年
- 第6曲 未知の島 (L'île inconnue)1856年
この中でも私が一番好きなのは、第3曲。
愛する人を失くした悲哀が強く、ダイナミックで印象的だ。
のちに、同じ詩に、フォーレが作曲した作品「漁師の歌」もある。
かさぼぅさんのお好きな、第5曲。
フランスの歌曲(メロディー)といえば、デュパルクも忘れてはならない。
ボードレールの詩による、「旅へのいざない」1870年
エリック・サティの「ジュ・トゥ・ヴ」 1900年
これはどちらかというと、シャンソンの部類に入るようだ。
CMにも何度か使われたらしい。
音楽を通して、フランス語の詩を随分と覚えたものだ。
あまり日常生活には役立たないが、一方、日常生活に役立たないものこそ文化なのではないかとも思う。
毎晩の雷雨で、パリにも落ち葉が舞う今日この頃。
A LONG VACATION
今週のお題「夏うた」
1981年に発表された、大瀧詠一のアルバム A LONG VACATION は、
まさに、長い夏休みに聞くに相応しい。
冒頭の曲 「君は天然色」を、本人が歌っていた。
今年になって、テレビアニメ「かくしごと」のエンディングテーマの曲として再度注目を浴びている。
39年経って、さらに色鮮やかで、これからも歌い継がれるだろう。
それはさておき、毎日暑い。
アイスばかりでは飽きるので、ゼリーを作ってみた。
日本食料品を売っているお店までゼリーの素を買いに行った。
粉末をお湯に溶かして、冷蔵庫で固めるだけ。
一箱4個分と書いてあるが、小さなカップだと8~10個分になる。
イチゴ、メロン、コーヒーを試してみたが、コーヒーが一番おいしい。
おまけ
夏のシャンソンと言えば・・
アズナブール Paris au mois d'août 1965
ピアフ Padam... Padam... 1951
ペレ Les Jolies Colonies de vacances 1966
夏休み
残暑お見舞い申し上げます。
暦の上ではもう立秋。
パリでは猛暑の一方で、すでに黄葉が始まり、早くも秋を感じます。
今週のお題「夏うた」
夏の歌と言えば、吉田拓郎の「夏休み」
大人になると一層この歌が心に沁みてきます。
今回記事にするために久しぶりにこの歌を聴いたら、その時代を超える素晴らしさに改めて感動して、何度も繰り返して聴いています。
さて、はてなブログ開設から一周年となりました。
ヤフーから急いで引っ越してきて、よく分からないまま始めたブログですが、皆様の記事を読んで、いろんな地方や分野のことを学べるのが何よりの楽しみです。
また、いつもコメントやスターを有難うございます。
これからもよろしくお願いいたします。
パリで着る、パリ観光土産Tシャツ
今週のお題「お気に入りのTシャツ」
友人がパリに来て、一緒に観光をしたとき、お土産にくれたパリのTシャツ。
普通、住んでいるとこういうものは買わないし、着ない。
ずっとしまってあったが、ある日着てみるととても着心地が良かった。
色合いも白地にグレーで、合わせやすい。
ということで、お気に入りの一枚になった。
スポーティーな、ほぼ日Tシャツ
今週のお題「お気に入りのTシャツ」
ようやくネットが日常的につながるようになった頃、ほぼ日のサイトが大好きだった。
毎年1回か2回の贅沢で、ネットショッピングをしていた。
日本から届くものは、特別に素敵だった。
今から13年前の2007年、ほぼ日ストアでは「センチメンタル・テリトリー」というテーマで、涙ぐむ動物たちを描いた可愛いT シャツのコレクションを発表。
そのピンクのTシャツがあまりにもかわいいので、購入したのがこの2点である。
白いスポーティーなうさぎと、ピンクのスポーティーなブタ。
ポリエステル100% 中国製
こういう可愛いTシャツは合わせにくいので、普段は着る機会がないが、時々思い出して近所で着てみる。
アナログ生活
今週のお題「2020年上半期」
デジタル生活の後は、アナログ生活についてのまとめ。
目次
銀メダル
今年の初めには、20年勤務した記念に、フランス政府から銀メダルをもらった。
このメダルをもらうには、フランス国籍でなくてもよい。
フランス国内の企業または海外のフランスの企業に勤務した記録があれば、通算20年で銀メダルがもらえる。 30年働くと金メッキのメダル、35年で金メダル、40年で大・金メダル。 もらうといっても実費は払うのだが、勤め先の会社が払ってくれる慣例である。 また、申し込んでから実際もらえるまでに1年以上かかった。
ほぼ日手帳
デジタル生活は便利であるが、どうも信用できない。
保存したと思っていたデータが、媒体やOSの変遷とともにアクセスできなくなってしまう。
やはり、紙にペン。 アナログに勝るものはない。
ということで、すでに10年以上愛用のほぼ日手帳。
ネットでほぼ日のサイトから申し込む。
4月はじまりの手帳を2月に申し込むのが毎年の習慣なのに、今年はコロナのせいでぐずぐずしているうちに3月になってしまった。
今回はカバーなし本体のみ注文したので、通常なら送料を含む価格が既定の45ユーロ以内に収まり、関税はないはずである。
ところが、今年は豪華な付録・百人一首がついていたため重量が増し、送料が高くなり、関税を払わなければならなくなった。
関税自体は消費税と同じで高くないのだが、手数料が商品と同じくらい高い。 無料の付録のせいで、余計な出費となった。
取扱い局まで取りに行き、関税と手数料を払ってようやく手にしたのが、コロナで外出禁止になる週の直前、滑り込みセーフだった。
手帳は持ち歩くには重くてかさばるので、家において毎日の記録にしている。
手作りマイブーム
引きこもり生活とリモートワークで自由時間が増えた結果、手作りの楽しさを再発見した。
まずは、童心に帰ってクラフトキットを組み立てた。
次に、古着を再利用してマスクを工夫して作った。
肌触りが良く、毎日愛用している。
ミシンはとっくに壊れてしまって、お裁縫からは遠ざかっていたのだが、手縫いでも結構縫えることが分かったので、これからもう少しいろいろ作ってみたい。
デジタル生活
今週のお題「2020年上半期」
今年前半は、デジタルが大活躍した期間だった。
目次
パソコン買い換え
Windows7のサポート終了に備えて、パソコンを買い替えた。
Windows7では簡単だった日本語設定が、Windows10ではとても複雑になり難儀したが、無事日本語入力もできるように設定できて、新年スタート!
スマホデビュー
パソコンを買い替えた勢いで、ついにスマホも買った。
もともとの動機は、今年一時帰国したときに使うためだったのだが、コロナの影響でこちらは中止となった。
一方、外出禁止期間に情報を得たり、外出申請書を持ち歩くには、スマホはとても便利だった。
リモートワーク
いよいよコロナも蔓延しだし、3月半ばから、仕事もリモートワークになった。
毎日の通勤が無くなったおかげで、睡眠時間がたっぷりとれて、体調が大幅に改善した。
ブログ再発見
リモートワークのお陰で自由時間が増えたので、ブログも楽しくなった。
それまでは、主に旅行や映画の記録を記事にしていたのだが、出かけられないのではネタがない。
ふと「はてなブログ入門」を読むと、「今週のお題」という便利なシステムがあることに気づき、「好きなお店」というお題に初めて投稿した。
「今週のお題」に投稿している人の記事を見るのも楽しく、こうしてブログ仲間が増えた。
リモート医療
フランスの医療保険には、主治医の制度があり、専門医や病院に行くには、まず主治医に相談することになっている。
私にも、ずっとお世話になっていた主治医の先生がいたのだが、昨年の終わり、何の前触れもなく突然診療所を閉めてしまった。
電話やメールをしても、全然返事がない。
さて、どうしたものだろう。
一方、フランスには、doctolibという、ネットで医者を探したり、予約したりする便利なシステムがあり、多くの医者が登録している。
そこで主治医を探すと、パリから離れたところに引っ越していることが分かった。 ネット診療もしているようである。
そこでネット診療を予約し、約束の時間にパソコンをつなげると、スクリーンに懐かしの先生が現れた!
なぜ急に引っ越したのかというと、昨年年末に続いた電車のストライキのために、パリの診療所まで家から車で通勤するのがあまりにも大変になったからだそうだ。
もうパリに戻ってくることはないので、新しい主治医を推薦してくれた。
初めて相談するときには血液検査の結果を持って行った方が良いだろうと、処方箋もネットで送ってくれた。
処方箋をもって近くのラボに行くと、その日のうちに結果がネットで送られてきた。
ちなみに、フランスで血液検査やX線検査をするには、処方箋をもってそれぞれ専門のラボに行かなくてはならない。 病気の時は大変な負担になる。
新しい主治医の診察も、doctolibで予約したが、初めてなので、ネット診療ではなく、診療所まで行った。 そして、無事に主治医の登録をすることができた。
診療所は、以前のところよりも近いので、病気や怪我のときに行くには便利になった。