ふぅみんと一緒♪

物見遊山と社会科見学

フランスの祝日なのに・・・

昨日から第3回のロックダウンになった。

ただし、前回の「運動のための外出は半径1㎞以内で1時間以内」という制限が緩和され、昼間は「半径10㎞以内で時間は無制限」なので、割合にリラックスして外を歩いている人が多い。 夜間外出禁止も夜6時から7時になった。

マスクなしで家族と家に閉じこもっているよりも、マスクをして外にいる方が感染のリスクが少ないということがようやく理解されたようだ。

感染経路は多くが家族や友人からだというから、家族も友人もいない私は、低リスクである。 マスクや消毒液も今やどこのスーパーにも売っている。

その一方、ウィルスは変異して感染力を増している。

去年のロックダウンから早や1年。

追いかけっこはいつまで続く・・・

 

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パリ・オペラ座の前の、コロナ感染テスト用仮設テント

 

今週のお題「祝日なのに・・・」

フランスの祝日

フランスの祝日は、ネットで調べると次のようになっている。

 1月1日:元旦
4月5日(2021年):復活祭の翌日の月曜日
5月1日:メーデー
5月8日:1945年5月8日終戦記念日
5月13日(2021年):昇天祭
5月24日(2021年):聖霊降臨祭
7月14日:革命記念日
8月15日:聖母被昇天祭
11月1日:諸聖人の日
11月11日:1918年の終戦記念日
12月25日:クリスマス

全部で11日のうち、宗教的なもの(赤字で示す)が6日、それ以外が5日ある。

5月8日 「終戦記念日」

1945年にドイツが降伏し、第二次世界大戦がヨーロッパで終わった日。

日本語では日本人の心情に忖度してか「終戦記念日」と訳されているが、フランス語では Victoire つまり「戦勝記念日」である。

日本の終戦記念日とは違い、「二度と戦争をしません」とか、「反省」とかいうメッセージは見られない。 

「勝てば官軍」

戦争とはこういうものなのだということを実感する。

フランスでは祝日でも、敗戦国の日本人にとっては何とも言えない日である。

 

8月15日 「聖母被昇天祭」

聖母マリアが天国に召された日。

日本の終戦記念日とは全く関係ないが、奇しくも同じ日が祝日になっている。

私の心の中では、「終戦記念日」である。

 

 7月14日 「革命記念日」

フランス語では Fête Nationale  英語では Bastille Day と呼ばれ、「革命」という言葉は使われていない。 一般にフランスでは、14 juillet 「7月14日」 と呼んでいる。

また、一部の日本語訳では「パリ祭」ともいわれているが、これは日本でしか通用しない。 

本来「パリ祭」としてパリで祝うのは、1944年にドイツ軍からパリが解放された日、 8月25日である。