ふぅみんと一緒♪

物見遊山と社会科見学

天皇誕生日

遅くなりましたが、天皇陛下、61歳のお誕生日おめでとうございます。

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毎度のことながら、あまりテレビは皇室の報道をしていないようなので、
YouTubeから陛下の会見の完全版をお届けする。

この中で一番好きなのは、陛下が敬宮愛子内親王殿下について

大学での勉強に意欲的に取り組んでいることを私と雅子もうれしく思い,また,少し頼もしくなったように感じております」

と、お優しい表情になり、微笑みながらおっしゃった場面だ。(13:25)

今上陛下をして「頼もしい」と言わしめる敬宮愛子さま。

成年皇族としてのご活躍が、今から楽しみである。

 

完全版と言っても、ビデオカメラが入っていたのは第3問まで。

実際は第5問まで、さらに追加質問が3問あったようで、全文は宮内庁HPで見ることができた。

天皇陛下お誕生日に際し(令和3年) - 宮内庁

読みごたえがあり、陛下のご意思が良く伝わるのは、第1問・新型コロナウィルスの拡大について、第2問・ご家族について、第5問・この1年の出来事の3つである。

追加質問は全くの蛇足であるように感じる。

 

私は海外で暮らしているので、日本人であることを意識することが多く、令和になってからは両陛下のご活躍をとてもありがたく思っている。

ひとつは、心の支えである。 両陛下の誠実で暖かいお人柄と、国民に寄り添うお姿は、暗い世の中にあって、前向きの気持ちにしてくれる。

そしてもうひとつ、日本国内にいると忘れがちであるが、両陛下は日本が世界に誇る日本の象徴である。  世界中から敬愛される両陛下のお陰で、日本人は間接的な恩恵を受けていると感じる。

これからもご家族仲良く、ご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

 

パットマンXさんの思い出

パットマンXさんがご逝去なさったとの悲しいお知らせがあり、ショックと悲しさで落ち込んでいる。

お友達の皆さんが追悼の記事を書いていらっしゃるので、私も思い出をここに記し、追悼の念を表したい。

パットマンXさんとは、ギドラさんのブログを通じてヤフーブログ時代に知り合った。
夜中にギドラさんとコメントのやり取りをしているのを拝見し、ユーモアと知性のある紳士だと感じた。

パットマンXさんのブログを訪問してみると、美しいフィギュアの写真で溢れていた。

それまで全く興味のなかったフィギュアであったが、パットマンXさんの詳しい写真と解説で、その造形の美しさはミケランジェロやロダンの彫刻にも劣らない芸術であり、日本が世界に誇る文化であると知った。

パットマンXさんの素晴らしいコレクションは大切にケースに入れられて飾られ、写真からでも、フィギュアへの愛が伝わってきた。 

不気味な怪獣でも、パットマンXさんの写真を通すと不思議と可愛く見えるのである。fdbnr3483.hatenablog.com

時々家具についてのお話もあり、写真の背景を見ても、実に美的センスに溢れているのが感じられた。

 

ギドラさんのブログで行われたクイズ合戦では、それぞれの参加者が問題を出し、それを通してパットマンXさんのエピソードを知ることができた(ギドラさんのブログより引用)

パットマンXさんヤフーオークション参加件数は788件でした。15年ほどになるそうですから平均すると1年で約52回、1週間に1件ぐらいですね。ヤフーブログにさよならしてもヤフーオークションはやめられない(笑)  

パットマンXさんが初めて買ったレコードは、ちあきなおみ喝采です。こんな大人の歌が初めて買ったレコードなんて思いませんよね(笑)

「喝采」は小学6年生の時に買ってもらったんです。
ませてたでしょう?(笑)
初めての黒光りする本格的なレコードに興奮しましたよ♪

その時は親が奮発してくれて「喝采」の他に
「青い三角定規」と「上條恒彦と六文銭」のLPも買ってくれました(^ ^)

高校時代、クラス別駅伝選手に選ばれたは本番直前にある失敗をしました。その失敗とは何でしょう? 長い距離を走り過ぎてしまい本番でバテてしまった。  パットマンXさんの高校は男子校だったので女の子といちゃついてはそもそもあり得ません(笑)

パットマンXさんが高校時代3ヶ月で辞めた部活はラグビーでした。一応他人よりちょっとだけ足が速かったので入ったのですが、昼休みに部室でボールに唾を吐きかけて磨かなければならないという1年生の汚い不文律が嫌になりました(^ ^;)

お宅を訪問してこの素晴らしいコレクションを見せていただくのを楽しみにしていた。

まだ還暦の若さで、残念で仕方がない。

 

モモタロウさんのお優しいコメントに心が温まる。

お知らせありがとうございます。

星になられていましたか。

いつでもお会いできますね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

fdbnr3483.hatenablog.com

 

鬼の立場 嫌われる勇気と嫌う勇気

前回のテーマ「鬼」の記事で、ギドラさんから「泣いた赤鬼」についてのコメントをいただいた。

私のブログは、記事よりもコメントの方が読みごたえがあり、コメント無くしては成り立たない。

「泣いた赤鬼」のストーリーを、ウィキベディアで調べてみた。

泣いた赤鬼 - Wikipedia

とある山の中に、一人の赤鬼が住んでいた。赤鬼はずっと人間と仲良くなりたいと思っていた。

そこで、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます」

という立て札を書き、家の前に立てておいた。

 

しかし、人間たちは疑い、誰一人として赤鬼の家に遊びに来ることはなかった。

赤鬼が一人悲しみに暮れていた頃、友達の青鬼が提案した。

「青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。

そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。

そうすれば人間たちにも赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう」

 

これでは青鬼に申し訳ないと思う赤鬼だったが、青鬼は強引に赤鬼を連れ、人間達が住む村へと向かい、作戦は実行された。

青鬼が村の子供達を襲い、赤鬼が懸命に防ぎ助ける。

作戦は成功し、おかげで赤鬼は人間と仲良くなり、村人達は赤鬼の家に遊びに来るようになった。

 

だが、赤鬼には一つ気になることがあった。それは、親友である青鬼があれから一度も遊びに来ないことであった。

赤鬼は近況報告もかねて青鬼の家を訪ねることにした。

 

青鬼の家の戸は固く締まっており、戸の脇に貼り紙が貼ってあった。

「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です」

赤鬼は黙ってそれを2度も3度も読み上げ、涙を流した。

 

人間はなぜ鬼を嫌うのだろう。

「鬼」について調べてみると、「得体の知れない『モノ』」、「安定したこちらの世界を侵犯する異界の存在」などの記述が見つかる。

今の言葉に訳せば、「理解を超えるもの」「異国から来た人」「自分の安定を脅かす存在」などになりそうだ。

 

私は外国に住んでいる日本人で、原住民にとってはよそ者であり、理解を超える存在である。 理解できないものを、人は怖れ、嫌う。

つまり「鬼」なのである。

だから、鬼の気持ちがよく分かるような気がする。

 

元来人間は全ての人に好かれるのは無理であるが、鬼ともなればなおさらだ。

それならば、誰を好きになり、誰に好かれるかは、自分で決めればよい。

赤鬼さんは、人間に好かれたかった。
青鬼さんは、誰よりも赤鬼さんが好きで、人間にどう思われようと、赤鬼さんに幸せになってほしかった。
そして、赤鬼さんは青鬼さんの大きな愛に気が付いた。

「嫌われる勇気」を持つとともに、「嫌う勇気」を持つことにしよう。

 

 

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泣いた赤鬼

赤鬼のお面と、今日の名言

今週のお題「鬼」

私の住居の玄関の正面には、赤鬼のお面が飾ってある。

紙製の軽いお面で、日本の民芸品だ。 
飛行機に乗せて連れてきた。

怖い顔をしてにらんでいる。
外から入ってくる悪者を追い出してくれる。

 

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いらすとやさん、2012年1月31日に発表した最初の作品

今日の名言

「空気は変えるんだよ、良い方向に」

180度の転換は一人の力では無理でも、一人が1度ずつ変えていけば、いつかは全体の流れが変わっていく。

そのためにも、空気を読み、流れに真っ向から反対するのではなく、勇気をもってすこ~しだけ流れを変えてみよう。

そして、少しずつ世の中を良くしていこう。

 

たっふぃーさん、名言を有難うございます。

toughy.hatenablog.com

 

 

大人になったなと感じるとき

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

大人は、大人を信じない

純真な子供の頃、私は大人というものは全て正しいことを言い、行動するものだと信じていた。

特に、新聞やテレビに代表されるマスコミや、政治家の偉い先生方の言うことはそのまま信じていた。 
有名な全国紙からは入試にもよく出題されるとかで、学校でも新聞を読むことが推奨された。

新聞が「・・すべきである」と言えば、その通りにしようと自分なりに真面目に努力し、社会を良い方向に変えるために自分が何をすべきかと小さな心を痛めた。

ある日、周りを見て、ふと気が付いた。
そういう立派な大人たちは、口だけ偉そうなことを言って、何も行動していない。

そして、私は大人の言うことを純粋に信ずるのをやめた。

 

大人は、心にもないことを言い、心にあることは言わない

相手の立場や心情を推し量り、言葉を選ぶのが大人の社会である。

つまり、自分が言いたいことを言うのではなく、相手が聞きたいことを聞かせるのが大人のたしなみといえよう。 

本音と建前の使い分け。
これが、なかなか難しい。
自己主張無くして、どこに自己の存在意義があるのか? 
・・・と、若者のような疑問がでてしまう。

しかし、ここで考え直す。
相手が聞きたいことを聞かせることによって、社会生活がスムースになり、自分の利益になる。

こう自分に言い聞かせ、大人になるように日々研鑽の今日この頃である。

 

 

天皇皇后両陛下の新年ビデオメッセージ

令和3年1月1日朝5時半に宮内庁HPに、令和になって初めて両陛下のビデオメッセージが公開された。

時差があるので大晦日の夜8時にマクロン大統領のスピーチを見てから、9時半に宮内庁のHPにアクセスした。

主な式典におけるおことば(令和3年):天皇陛下のおことば - 宮内庁

聞くところによると、ビデオメッセージはテレビ放送されず、新聞でも全文載せていないとか・・・。 幸い、YOUTUBEで繰り返し見ることができる。 

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コロナ対策に対する政府への批判も多い中、両陛下は政治介入にならずに国民に寄り添い、励ますために、お言葉を慎重に選ばれていた。
皇后陛下がお話になる間、天皇陛下もご一緒に口を動かされていた。
海外にいる日本人にとっても遠くからこうしてメッセージをいただくことはとても励みになる。

また、新年にあたりご一家のビデオも公開された。(初めの45秒間だけ)

新年をお迎えになったご一家のご近影(ビデオ) - 宮内庁

 

今後も毎年、天皇皇后両陛下の新年のメッセージを続けてほしい。

 

新年のご挨拶 2021

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

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思い出の宝箱から、新年のご挨拶

若き日の浮遊人による手作り版画の年賀状をリバイバル。

この年は余分に準備したため、数枚余ったのが思い出の宝箱に残っていた。

フリージアを写生し、デザインし、3枚の木版を彫って重ね刷りした。
筆で手書きした文字は、今回ブログ公開に際し、印刷文字に編集した。