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物見遊山と社会科見学

ストックホルム・その6・王宮

スウェーデンは王国です。
これを機会に少し調査しました。
 
カール16世グスタフ国王(在位40年)と妻・シルヴィア王妃。
第一子・次期王位継承者のヴィクトリア王太子と夫・ダニエル王子、その第一子・エステル王女、第二子・オスカル王子。

国王の第二子・カール・フィリップ王子、第三子・マデレーン王女。*1

 王室についての情報はこのリンク。
 
王宮はガムラ・スタンにあり、海がすぐそこです。
13世紀中頃に城塞が造られ、その後改築・改装・火事などを経て、現在の姿に至ります。
 
内部は見学できますが、写真撮影は出来ません。
詳しくは、このリンク。
 
公邸には、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間に似たホールがあり、ここでノーベル賞受賞者のディナーがあるそうです。 
 
つまり、ノーベル賞の日程をまとめると、
12月10日 コンサートホールで授賞式、市庁舎でディナーとダンスパーティー
12月11日 王宮でディナー
・・・と、なります。
 
公邸の一部は、外国からのお客様用の居室になります。
今まで訪れた公人の写真が展示されていて、日本の昭和天皇・香淳皇后、今上天皇・皇后両陛下、皇太子殿下のお写真もありました。*2 
 
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衛兵交代式、見に行きました。 
随分と地味なものでしたが、司会者が英語で説明をしたのには、驚きました。 
 
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王室について、ちょっと驚いた話題。
 
現在のベルナドット王朝は、実は南フランスの出身で、ナポレオンの下でウィーン大使となったジャン・バティスト・ベルナドットに始まります。 ハンセアティック市の知事として滞在中、その行政手腕と人間性を見込まれ、跡継ぎのいなかった当時の国王カール13世に選ばれて、1810年に国王になりました。
 
1980年の法改正で、王位継承者は性別によらず、国王の第一子となりました。
それまでは、国王の第一男子で、カール・フィリップ王子が王太子でした。 
1980年1月1日に王位継承の順位が変わり、ヴィクトリア王女が王太子となり、その次は、王太子の第一子・エステル王女が王位を継ぐことになります。
 
スウェーデンでは、戴冠式は、1873年のオスカー3世が最後です。
その後、国王になったグスタフ5世は、スウェーデンの厳しい財政と国民生活を考慮し、お金のかかる戴冠式を中止しました。
現在の国王も、王宮で所信表明演説をしただけです。
 

*1:2019年より、カール・フィリップ王子夫妻の2人の子供と、マデレーン王女夫妻の3人の子供は王族から外れた

*2:令和の上皇ご夫妻と、今上陛下