粗探しの心理
はじめに
私の上司はパワハラ上司であり、粗探しの名人である。
私は、その上司から、日頃「共感力がない」と散々批判を浴びている。
パワハラするような人に共感できないのは当然なのであるが、パワハラ上司の心理を少しでも良く理解するために、心理学の学習に精進する毎日である。
今回は、粗探しの心理についてとても良い記事を見つけたので、ご紹介したい。
粗探しとは
粗探しとは、人の欠点ばかりを探すことである。
人には、長所・短所色々とあるのに、長所には目をつぶり、あえて欠点を探して批判するような行動である。
粗探しをする人の心理
原文には10項目上がっているが、共通するのは、自分に自信がない劣等感であると思う。
上司の立場にいるのに、部下に対して劣等感を持つなんておかしいと思うのだが、世の中にはいろんな人がいるものだ。
- マウントを取りたい
- 自分の評価を上げたい
- 部下の成功を認めたくない
- プライドが許さない
- 粗探しが楽しい
- 気に食わない
という動機で、粗探しをしてしまうのだ。
人の欠点を見つけることで、自分の方が優れているという確認し、劣等感を克服できたような気になるのだろう。
粗探しする人への対処法
粗探しの根本の原因が当事者の劣等感(コンプレックス)だとすると、これは心理カウンセラーでもない限り、根本治療は困難である。
何とかやり過ごすことはできないだろうか?
リンク先の記事にはいろいろと対処法が提案されているので一つ一つ検討してみよう。
1.華麗に聞き流す
これは既に試行済み。
ただし、いつもやっていると、「この前言ったのにまた言わなくてはならないなんて、あ~イライラする」とますます怒り出す上司。
あまり役に立たないかも・・・
2.職場での人間関係を日頃から大事にしておく
これは、私も日ごろ実行している。
ただし、パワハラ上司の恐ろしいことは、これを阻止しようとする行動に出ることである。
- 部下が他の人とコミュニケーションをとらないように、情報をすべて自分のところでブロックする
- 部下が「コミュ障」だと、周囲に言いふらす
- 部下に「他の人は皆あなたの悪口をいっている」と心理操作をしようとする
- 部下が他の人とコミュニケーションをとると激怒する
3.冷静に受け止める
これが一番無難な対処法かも知れないが、それでは満足しない上司は、ネチネチと文句を言い続ける。
4.他の信頼できる上司に相談する
他にそんな人がいれば、苦労はない。
5.粗を探せないほど完璧な仕事をする
これは両刃の剣である。
実際、仕事が完璧で粗探しができなくなると、上司は欲求不満になり、その結果次のことが起こる。
- たまに欠点を見つけると鬼の首を取ったように喜び、何か月も同じ批判を繰り替えす
- 「完璧さを見せびらかす」「能力をひけらかす」という別の批判をする
- 「仕事は完璧だけど、あなたはコミュ障ね」と、人格否定をしてくる
6.ジャガイモが何か言ってるな・・程度に思っておく
いやいや、上司は絶対に優越感を感じないと満足できない。
執拗に粗探しを繰り返すだろう。
7.「粗探しする人を自分はすでに超えている」と自信を持つ
これはもう自明の理である。
そうとはいっても、上司の劣等感に付き合わされるのは実に迷惑だ。
まとめ
以上検討してみると、このパワハラ上司は、筋金入りのパワハラ上司のようである。
では、結局どうしたらよいのだろうか?
リンク先の記事によれば、
人の小さな欠点やミスを見つけるあら探しは、承認欲求や嫉妬などから相手を落とそうとして生まれる行為です。
そう考えると、時にはどうでも良いミスをして、上司に指摘させ、優越感を与え、承認欲求を満たしてあげるのが一番であろう。
粗探しとは、他の人の欠点や失敗を探し出すことで、自分の劣等感から生ずる承認欲求を満たす行動である。
欲求不満のまま放置すると症状が悪化する恐れがあるので、ときどき粗探しの対象を意図的に与えることが、症状緩和には必要となる。【出典・浮遊人の辞書】
皆さま、他にも良いアイディアがあったらどうかご教示お願いいたします。