グレイフライアーズ・ボビー(エジンバラの忠犬ハチ公)
エジンバラのジョージ4世ブリッジと、キャンドルメーカー通りの交差するところに、グレイフライアーズ・ボビーの像があります。
ボビーは19世紀にエジンバラに生存したスカイテリア犬。
その伝説は、エジンバラの忠犬ハチ公に匹敵するものです。
飼い主亡き後、14年間に渡り、そのお墓を守ったことで知られています。
詳しい伝説は、このリンクを参照。
http://www.historic-uk.com/HistoryUK/HistoryofScotland/Greyfriars-Bobby/
(簡単な和訳)
一説によると、飼い主は、エジンバラ市警のジョン・グレイ氏。1850年にエジンバラに転居してきたグレイ氏は、夜警として働き、暗く長い夜を共に過ごすため、ボビーを飼う事にしました。1856年から2年間の間、グレイ氏とボビーは忠実な友として、一緒にエジンバラの夜の町を警備している姿が見られました。しかし、夜の労働はグレイ氏の健康を損ない、グレイ氏は結核を患った結果、1858年に死去し、グレイフライアーズ墓地に葬られました。それから14年間、飼い主を忘れられないボビーは、墓地に日参し、毎日をグレイ氏のお墓の傍らですごすようになりました。初めは墓地からボビーを追い出そうとしていた管理人も、ボビーの熱心さについにあきらめ、ボビーに居場所を与えました。その忠犬ぶりは、エジンバラ中の人々が知るところとなり、墓地の入り口には、ボビーを見に来る人だかりさえありました。このように、エジンバラの人たちに愛されたボビーですが、一生グレイ氏への忠誠は変わりませんでした。1872年にボビーが16年の生涯を閉じると、翌年1873年に、ボビーの等身大銅像と噴水が設立されました。
これが、現在も歴史的建造物として残っている、このボビーの像です。
鼻が光っているのは、皆がさわるからかな?
石碑に書かれた言葉。
Greyfriars Bobby - died 14th January 1872 - aged 16 years - Let his loyalty and devotion be a lesson to us all.
後ろには、グレイフライアーズ・ボビーという名のパブもあります。
墓地の中にも入ってみました。
とても静かで、時の流れを忘れそうです。