ふぅみんと一緒♪

物見遊山と社会科見学

ストックホルム・その1・市庁舎

ご無沙汰でした。
先日、数日間ストックホルムに観光に行きました。
ストックホルムは、スウェーデンの首都で、バルト海に浮かぶ14の島からなり、橋でつながっています。 北欧のベニスとも言われているそうですが・・・
ついてみると、その天気の悪さにびっくり!
この雲の低さ。 
暗くて、季節性欝になる人が多いのも頷けます。
 
海の近くのせいか、なんとなく東京に似た匂いがします。
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雨は降る、風は吹く。
でも、仕方なく観光にいったのは、まず市庁舎。
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この中世を思わせる様式の建物は、実は、1923年に完成したかなり新しいものです。 
古いスウェーデンを再現した、ナショナル・ロマン様式だそうです。 
800万個の赤レンガが使われています。
 
この市庁舎は、毎年12月10日にノーベル賞受賞者の晩餐会が行われることで有名です。 
晩餐会が行われるのは、この、ブルー・ホール。
受賞者とともに、王室の方々も出席します。 
数千人がこの部屋に集まるので、料理の準備、配膳、それはそれは綿密な準備がなされるそうです。
王女様のとなりにすわれるラッキーな受賞者は、どなたでしょうか?
 
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この部屋、どうしてブルー・ホールと呼ばれるのかと言うと、
元の設計では、壁がブルーになるはずだったからです。
 
建設中、赤レンガで出来た壁があまりに美しかったため、設計者の気が変わり、赤レンガの壁のまま、何も装飾を施さないことになりました。 
 
部屋の名は、設計図のまま、ブルー・ホール。
偶然にも、この写真では、床がブルーになっています。
 
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晩餐会に使われる食器も展示されていました。
晩餐会が終わったあと、すべての食器を手洗いするのに3ヶ月かかるそうです。
(食器洗い機は、使えません)
 
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晩餐会のあと、出席者一同は、階段を上り、黄金の間に移動し、舞踏会です。
1800万個の黄金のタイルが、壁に張り巡らされています。
 
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正面の壁には、ストックホルムのシンボルともいえる、平和を守る女王の壁画。
この女王様、初めは、ストックホルムのシンボルにしては、あまり美しくないと不評だったそうです。
 
足が大きすぎる。
目がギョロメ。
髪の毛がおどろおどろしい・・・
しかし、しっかり足を地に着け、大きな目を見開いて、髪の毛をアンテナにして、平和を守ってくれると言う解釈が受け入れられたため、そのまま残りました。
 
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ガイドツアーで市議会場も見学しました。
市庁舎ですから、市議会議員が集まって会議をします。 
考えてみれば、当然です。 毎日、舞踏会ではありません。
 
ストックホルムのガイドさんたちは、とてもわかりやすい英語で、丁寧に説明してくれます。
 
次の日、朝日を浴びると、全く違った明るい印象の建物でした。
 
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