ふぅみんと一緒♪

物見遊山と社会科見学

浮遊人が選ぶパリの三大公園

今週のお題「好きな公園」

 

パリにも多くの公園があり、アパート住まいの住民の憩いの場となっている。

その中から、浮遊人が選ぶ三つをご紹介しよう

シャン・ド・マルス

言わずと知れた、エッフェル塔のふもとにある細長い公園。
かつては陸軍士官学校の練兵場として使われていたそうだ。

1876年以来、5回万博の会場になったそうで、しばしばイベントがあり、観光客も多く、賑やかな公園だ。

ここを一周すると約2㎞で、ジョギングしている人も多い。
ただし、バスも通るので、道を渡るのは結構危険な気がする。

エッフェル塔からシャン・ド・マルスと陸軍士官学校を臨む

 https://youtu.be/emEDBMwHQNY

リュクサンブール公園

四季折々の花、噴水と大きな池が有名な美しい公園。
池でヨットを浮かべて遊ぶ子供たちもいる。

リュクサンブール宮の一部は美術館にもなっていて、一般公開されている。

近くにはソルボンヌの校舎も散在している。

パリに来て数年経ったとき、夏の1か月の休暇を犠牲にしてソルボンヌのフランス文化教室に通った。 

それまでもフランス語を仕事で使ってはいたが、一度きちんと勉強したかった。

午前中は語学の授業で、午後には色々な先生によるフランス文化についての講演があり、とてもためになり面白かった。
お陰で、だいぶフランスについての教養が身に着いた(ような気がする)

昼休みには公園でお弁当を食べ、束の間の学生気分を味わった。

リュクサンブール公園からリュクサンブール宮を臨む
リュクサンブール公園の花

 

アンドレ・シトロエン公園

気球のある公園。

観光客も少なく、すぐそばをセーヌが流れ、ゆったりとした公園である。

夏には野外映画イベントも催されることがある。

私は、ここの水飲み場が好きだ。
パリの湧き水(天然炭酸水)が、無料で飲める。

float.hatenablog.com

 

 

浮遊人が選ぶ東京の三大公園

今週のお題「好きな公園」

 

私は東京が大好きだ。

東京には多くの公園があるが、浮遊人の好きな三つの公園をご紹介したい。

上野恩賜公園

上野は見どころが一杯。

小学生の頃、父に連れられ東京美術館で催された書道展に行った。
上野公園の噴水のそばで記念写真を撮り、有名な西郷さんの銅像も見た。

アメ横の「いろは寿司」で一緒にお寿司を食べるのが楽しみであった。
今は、もう、ない。
テーブルの上に10円玉を入れて回すとおみくじが出てくるおもちゃがあったのが、今でも目に浮かぶ。

小学校の遠足では、多摩動物園に行ったので、
有名な上野動物園に行ったのは、もっと大きくなってからだ。

高校生の頃から、友達と上野の美術館や動物園にも良く遊びに行くようになり、
その後は一人で散策したり、アメ横に買い物に行ったり、
東京文化会館の合唱教室にも参加して、上野はますます親しみのある街になった。

float.hatenablog.com

 

井の頭恩賜公園

小さい頃、祖父に連れられて行って池の周りを散歩した。

ここも、高校生の頃から良く遊びに行くようになった。
行けば必ずゾウの花子がいた。 
今は、もう、いない。
その後は、一人で散策・・これも上野と同じパターン (笑)

ゾウの花子は、今はブロンズ像になって吉祥寺駅前にいる。

新しく、ジブリ美術館ができた。
今度、行ってみたい。

float.hatenablog.com

 

新宿御苑

小学校の遠足で行った。

新宿御苑では植物に名札がついていて、植物園といった方が適当かも知れない。
他の公園とは違い有料であるが、入場料はとても安い。

四季折々の花を見に行くのが楽しみだ。

新宿によって休憩し、ショッピングも楽しい。

float.hatenablog.com

 




 

英語は通じなくて当然

目次

私は英語を使って仕事をしているので、英語を使える(と思っている)

世の中には、自分が英語を使える(と思っている)人は多いが、そのレベルやニュアンスは人それぞれである。
「英語を使える人」と「英語を使えない人」の2種類にはっきりと分かれているわけではない。

「英語」という世界共通語を学べば世界中どこにでも通じるというのは、大きな幻想である。

英語と米語の違い

オスカーワイルドの短編小説の中に、こんな記述がある。

We have really everything in common with America nowadays, except, of course, language

また、バーナードショウは、こう言ったと伝えられている。

The United States and Great Britain are two countries separated by a common language

English language - Wikiquote

私たちが日本で習うのは米語であり、英語は発音のみならず、つづりや語彙まで違うので、学習しなおさねば英語は使えるようにはならない。

発音については、英語を母国語とするはずのアメリカ人やカナダ人が、英国人の言うことが理解できないと言っているのを聞いたことがある。

つづりの違いとして有名なのは、

  • 英語では ll (travelled)  米語では l (traveled)
  • 英語では s (realisation)  米語では z (realization)
  • 英語では re (theatre)  米語では er (theater)

語彙の違いの例として、車の部品やタイプの名称を挙げておこう。

  • 英語では wing 米語では fender
  • 英語では boot   米語では trunk
  • 英語では bonnet 米語では hood
  • 英語では estate car 米語では station wagon

婦人用ファッション用語にも違いがある。

  • 英語では knickers   米語では panties
  • 英語では tights   米語では pantyhose
  • 英語では jumper 米語では sweater
  • 英語では trousers 米語では pants

Cambridge Free English Dictionary and Thesaurus

Women's Clothing | Women's Fashion | M&S

世界中の英語の違い

英語を使うのは、英国と米国に限らない。

カナダやインドやオーストラリアなどイギリス連邦に属する国はもとより、欧州やアジアの諸国では第二外国語として、また共通の言語として使われている。

ちょっと想像してほしい。

英国と米国だけでも大きく違うのに、他の国の人たちが同じ英語を使っているとは、到底思えない。

私は、フランス人やドイツ人の話す英語をよく聞くが、その文法上の間違い方に一定のパターンがあり、各々の母国語に繋がっているのが面白い。

すなわち、フランス人にはフランス人の英語、ドイツ人にはドイツ人の英語が存在するのだ。

世界標準英語は存在しない。

ニュアンスの違い

発音・つづり・語彙の問題が解決できても、さらにニュアンスの違いがある。

例えば、英国人は軽~い気持ちで親しみを込めて "Shut up!" というのだが、米国人によればこれは非常に失礼な表現なのだそうだ。 

また、フランス人は、自国語でも非常に回りくどい言い方をし、それが教養だと認識されており、長~い話の後、一体何が言いたかったのか良くわからないことが多々あるのだが、それが彼らの英語表現にも表れている。

あるフランス人は、ドイツ人同僚からのメールにあった表現 "Could you please...?" に対し、上から目線の無礼な表現だと激怒していた(笑)

したがって、フランス人相手にメールをするときは、できるだけmaybe とか無駄な言葉を入れて婉曲になるように努力している。
それでも、フランス人の気に入る英語を書くのは至難の業である。
最近では、どこまで婉曲にできるか、ゲームのつもりで楽しんでいる。

一方、中国人は仕事の上ではビジネスライクなので、あまり婉曲に書くと、何をしてほしいか伝わらない。
中国人相手の時は、簡潔明瞭を心がけている。

レベルの違い

最後に忘れてはならないのは、個人の英語のレベルの違いである。

英語を母国語とする人に良くあるのだが、相手も自分と同じように英語ができるのが当然と思い、相手が誰であろうと同じように話す。

これでは、初心者や外国人はたまったものではない。

いくら文学的教養があり、美しい表現を使っても、それが相手に伝わらなけれは意味がない。

相手があまり英語が得意でないと感じたら、簡単な語彙を選び、二重否定などの複雑な表現は避け、ゆっくりと話す、このような気遣いは当然必要だろう。

おわりに

英語が通じないのには多くの理由がある。

  • 英語と米語の違い
  • 世界中の英語の違い
  • ニュアンスの違い
  • レベルの違い

 

英語は通じなくて当然!

「もしも英語が使えたら・・」

気後れすることなく、ご自分なりの英語を誇りをもって使ってほしい。

 

今週のお題

さようなら、ヤフージャパン

日本在住の皆様には関係ないかもしれないが、今週4月6日から、欧州よりヤフージャパンのサイトに接続できなくなった。

日本からクリックすればつながるこのリンク

www.yahoo.co.jp

欧州でクリックするとこういうメッセージが出る。

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ヤフージャパンからのお知らせ

このお知らせを受け取ったとき、ヤフートラベルやヤフー不動産など、国内のサービスが海外から使えなくなるだけかと思っていたが、

開けてびっくり!

ヤフーニュースや知恵袋を含むヤフージャパンサイト自体にアクセスできない。
単なるウェブサイトにアクセスできないとは、このグローバル時代に考えられないことである。 

ヤフーニュースは、いろんな新聞や雑誌のニュースをまとめて表示してくれて、とても便利だった。 毎日の気候の変化やコロナの状況、スポーツや芸能界のニュースに至るまで、気楽に詳しく知ることができた。 

また、ヤフー検索は、グーグルよりも日本国内の情報についてはより的確で、重宝していた。

ネット検索したら、どうやらヤフーは欧州におけるデータ保護規制が厳格化し、罰金を避けるために、完全に欧州をシャットアウトしたらしい。

www.asahi.com

思えば、3年前にヤフーブログが閉鎖されてはてなに引っ越してきた。

どこまでつづく、ヤフーサービス縮小・・・

さようなら、ヤフージャパン!

 

 

クリアデスクポリシー

今週のお題「デスクまわり」

クリアデスクポリシーとは

クリアデスクポリシーとは、情報セキュリティ保護のために、デスク上に書類やパソコンを放置しないことである。

詳しい説明は以下を参照。

japan.zdnet.com

仕事場でのデスクまわり

私が以前勤務していた会社では、明確なクリアデスクポリシーがあった。

一日の仕事が終わるとデスク上を完全にクリアにしておかねばならない。
パソコンや書類などの情報媒体のみならず、写真やプラントなどの装飾品も放置しないのが規則だった。

それ以来、私はずっとクリアデスクポリシーを守っている。

まず、勤務先に着くとデスク上を消毒液で拭いてからパソコンをセットし、デスク上に必要なものを並べる。
パソコンはデスク上にロックし、また、席を離れるときは必ず画面をロックする。

仕事が終わるとすべてクリアにして、パソコンはリモートワークのために持ち帰る。

自宅のデスク回り

自宅は狭いので、食事用のテーブルとデスクを兼用にしている。

テーブル上にパソコンを出しっぱなしにしておいては食事ができないので、仕事が終われば片付け、必然的にクリアデスクポリシーを実行していることになる。

クリアデスクポリシーの長所

  • 機密情報の保護
  • デスク上に無駄なものがなくなる
  • 一日をすっきりとした新鮮な気持ちで始められる
  • 一日をすっきりとした達成感で終わることができる

クリアデスクポリシーの短所

  • 一日の始まりと終わりに時間がかかる
  • 片付けたものを収納する場所が必要

 

 

マイクロプロセッサ

今週のお題「試験の思い出」

回路学の講義

回路学の時間は、なぜか眠くなった。

先生の声が子守歌のように聞こえ、いくら頑張って目を開けていても焦点が狂ってきて、ぼ~っとしてくる。
それでも時々はっと目覚め、懸命にノートを取った。
(と、クラスで評判だった浮遊人)
半分眠りながら取ったノートは、自分で読んでも半分しかわからない。

期末試験

大学は小学校とは違い、決まった教科書もないし、ましてや計算ドリルなんて言う便利なものもない。

期末試験対策としては、半分しかわからないノートを読み返し、関係ありそうな参考書を読んで理解しておくことしかなかった。

そして回路学の期末試験に出題されたのは・・

マイクロプロセッサの応用可能な例を挙げよ。

当時は、マイクロプロセッサは今ほど広範囲に使われていなかった。 
そこで、どのような応用が今後可能か提案せよという意図だったのだろう。

こんなこと、講義では習わなかった(と思う・・)
ノートにも書いてないし、教科書や参考書にはもちろん出ていない。
どう解答したらよいのだろう?

SF小説

さて話変わって、私は星新一の大ファンで、すべての作品を暗記するまで繰り返し読んでいた。

星新一のSF短編には、いろいろと便利な未来生活が登場する。
ロボット、ロケット、自動運転、ネット通販、SNS、自動で身体を洗って服を着せてくれる機械・・・
こういうものにはすべてマイクロプロセッサが使われるはずである。

さて話はもとに戻って、今は回路学の試験である。
本当にSFになってしまわないように、実現可能性の高いものを考えてみよう。

身近な生活で使えるように「お目覚めプロセッサ」を提案し、それらしい記述をしてみた。

目覚まし時計にタイマーが連動し、部屋の温度や照明を調整し、コーヒーを淹れ、ご飯を炊き、音楽が流れ・・・といった機能を持つ。
健康状態のチェックもできて、異常があれば医者や救急車に連絡される。

解答しながらも、こんなSFみたいな答えで良いのかな・・・と不安であったが、他に何も思いつかないので仕方ない。

試験結果

後日、試験は無事通過し、先生からのコメントがあった。

皆同じように、産業機械とかエレベータとか解答していて、意外性がない。
一人だけ「お目覚めプロセッサ」と解答した学生がいたが、独自の視点で面白い。

学んだこと

この経験から学んだことは、イノベーションの原点であるかもしれない。

  • 自分にとっては普通のことが、他の人には新鮮に見えることがある。
  • 直接関係ない分野の知識が、役立つこともある。
  • 人が想像できる未来は、実現する。 

今や、SFに書かれていた未来生活がほとんど現実のものとなった。
マイクロプロセッサは、スマホ・パソコンはもとより家庭電化製品や自動車などあらゆるものに使われている。

はるか昔の思い出。
同じような試験問題が出題されることは、もう二度とないだろう。

 

生、温かいご指導有難うございました。
先生の出題は、数ある試験の中で唯一心に残っています。

 

一桁の繰り上がり足し算

今週のお題「試験の思い出」

一桁の繰り上がり足し算とは?

一桁の繰り上がり足し算とは、一桁の数同士を足して2桁の結果が出る足し算である。
たとえば、7+5=12、6+9=15、4+8=12など。

あなたの計算方法は?

小学校1年では、次のように習った。
例えば6+8=14と計算するには、

  • 10進法における補数という概念を導入する。 
  • 6の補数は4であるから、6+4=10 である。
  • しかし、ここで実際に6に足したいのは、4ではなく8である。
  • そこで、次に8-4=4を計算して、それを上の10に足す。 10+4=14

普通ならば、こうして足し算を何回かすれば答えを覚えてしまうので、上記の過程を繰り返す必要はない。 

ウサギとカメの競争

当時、小学校のクラスでは、限られた時間で何個正解できるかという足し算の小テストが毎日あった。
結果は、山登りをするウサギの位置として壁に張り出して、競争になった。
引き算も同様に、こちらはカメの競争である。
多く正解すれば、山を登っていける。

さて、私は非常に素直な性格だったので、一問一問上記の過程を頭の中で繰り返してから解答していた。
たとえ答えをすでに暗記していても、そのまま書いてはいけないような気がしたのだ。
その結果、どうしても時間がかかり、初めの位置はクラスでも中位だった。

猛特訓

この私が、クラスで中位?
トップにならねば! 

と、幼いふぅみんは固く決意した。

そこで、テストで良い点を取るためにはどうしたらよいか考え、自ら猛特訓を始めた。
学校でもらう計算ドリルはもちろんのこと、学習雑誌についている付録の計算ドリルも毎日やった。 
答えはもう暗記してしまっていたが、上記の計算方法を常に頭の中で繰り返すことは変わらなかった。(だから今になっても覚えている)

努力の甲斐あり、私のウサギは山の頂上に!
続いて、引き算のカメさんの競争でもトップになった。

学んだこと

一桁の足し算ができたって人生には何の得にもならないかもしれない。
とはいえ、この経験から学んだことはその後の人生にも大きく影響した。

  • 自主的に学ぶ方法を見つけた。
  • 努力が結果になる喜びを感じた。
  • 頭の中に思考回路を記憶させる練習になった。

 

小学校1年の時の、懐かしい試験の思い出である。