ふぅみんと一緒♪

物見遊山と社会科見学

外に続く家の空間

今週のお題 「間取り」

私の部屋には、大きな窓がある。
そこから、広い空が見える。
小さい部屋なのに閉塞感を持たないのは、窓の外に広い空間が続いているからだ。

自分の庭ではない背景を取り入れて設計される庭園を「借景」と呼ぶ。

同じく、家の間取りにも、周囲の空間が取りこめられる。

例えば
窓からにぎやかな街の風景が見える
元気な子供たちが見える
四季折々の自然が見える
海が見える
山が見える
季節によって日の光の色が変わる・・・

どれも素敵だ。

 

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昔の家には縁側があった。
家の中のような、外のような。

今は、テレビやネットが外に続く窓や縁側になったのかもしれない。

でも、空気の流れや匂い・光の色合いは、実物を感じたいと思うのだ。

 

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フランスの祝日なのに・・・

昨日から第3回のロックダウンになった。

ただし、前回の「運動のための外出は半径1㎞以内で1時間以内」という制限が緩和され、昼間は「半径10㎞以内で時間は無制限」なので、割合にリラックスして外を歩いている人が多い。 夜間外出禁止も夜6時から7時になった。

マスクなしで家族と家に閉じこもっているよりも、マスクをして外にいる方が感染のリスクが少ないということがようやく理解されたようだ。

感染経路は多くが家族や友人からだというから、家族も友人もいない私は、低リスクである。 マスクや消毒液も今やどこのスーパーにも売っている。

その一方、ウィルスは変異して感染力を増している。

去年のロックダウンから早や1年。

追いかけっこはいつまで続く・・・

 

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パリ・オペラ座の前の、コロナ感染テスト用仮設テント

 

今週のお題「祝日なのに・・・」

フランスの祝日

フランスの祝日は、ネットで調べると次のようになっている。

 1月1日:元旦
4月5日(2021年):復活祭の翌日の月曜日
5月1日:メーデー
5月8日:1945年5月8日終戦記念日
5月13日(2021年):昇天祭
5月24日(2021年):聖霊降臨祭
7月14日:革命記念日
8月15日:聖母被昇天祭
11月1日:諸聖人の日
11月11日:1918年の終戦記念日
12月25日:クリスマス

全部で11日のうち、宗教的なもの(赤字で示す)が6日、それ以外が5日ある。

5月8日 「終戦記念日」

1945年にドイツが降伏し、第二次世界大戦がヨーロッパで終わった日。

日本語では日本人の心情に忖度してか「終戦記念日」と訳されているが、フランス語では Victoire つまり「戦勝記念日」である。

日本の終戦記念日とは違い、「二度と戦争をしません」とか、「反省」とかいうメッセージは見られない。 

「勝てば官軍」

戦争とはこういうものなのだということを実感する。

フランスでは祝日でも、敗戦国の日本人にとっては何とも言えない日である。

 

8月15日 「聖母被昇天祭」

聖母マリアが天国に召された日。

日本の終戦記念日とは全く関係ないが、奇しくも同じ日が祝日になっている。

私の心の中では、「終戦記念日」である。

 

 7月14日 「革命記念日」

フランス語では Fête Nationale  英語では Bastille Day と呼ばれ、「革命」という言葉は使われていない。 一般にフランスでは、14 juillet 「7月14日」 と呼んでいる。

また、一部の日本語訳では「パリ祭」ともいわれているが、これは日本でしか通用しない。 

本来「パリ祭」としてパリで祝うのは、1944年にドイツ軍からパリが解放された日、 8月25日である。

 

ひな祭りの思い出

子供の頃の思い出を書こう。

 

私のお雛様は、ガラスケース入りの5段飾りだった。
丁度、床の間におけるサイズだから、狭い家にぴったり。

幼稚園や友達の家には大きなお雛様があったが、私のお雛様は断然可愛かった。

お内裏様、三人官女、五人囃子に加えて、右大臣・左大臣、三人奴、小さな菱餅とお膳、桜と橘もきちんと並べた。

小さいのに、ひとつひとつがとても精巧にできていて、飾るのも見るのも楽しみで、飽きることがなかった。

大好きなお雛様、画用紙に5段飾り全部の絵を描いた。
とても綺麗に描けたので、お雛様を片付けた後でも何度も見ては自画自賛したものだ。

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5段飾り

お雛祭りの日には、母が、床の間に桃の花を飾ってくれた。

草餅と桜餅と雛あられ、母の手作りの巻きずしと巾着寿司も食べた。
美味しいものを食べて、きれいな花とお雛様を見て、幸せだったひな祭り。

 

 

今週のお題「雛祭り」

 

 

天皇誕生日

遅くなりましたが、天皇陛下、61歳のお誕生日おめでとうございます。

youtu.be

毎度のことながら、あまりテレビは皇室の報道をしていないようなので、
YouTubeから陛下の会見の完全版をお届けする。

この中で一番好きなのは、陛下が敬宮愛子内親王殿下について

大学での勉強に意欲的に取り組んでいることを私と雅子もうれしく思い,また,少し頼もしくなったように感じております」

と、お優しい表情になり、微笑みながらおっしゃった場面だ。(13:25)

今上陛下をして「頼もしい」と言わしめる敬宮愛子さま。

成年皇族としてのご活躍が、今から楽しみである。

 

完全版と言っても、ビデオカメラが入っていたのは第3問まで。

実際は第5問まで、さらに追加質問が3問あったようで、全文は宮内庁HPで見ることができた。

天皇陛下お誕生日に際し(令和3年) - 宮内庁

読みごたえがあり、陛下のご意思が良く伝わるのは、第1問・新型コロナウィルスの拡大について、第2問・ご家族について、第5問・この1年の出来事の3つである。

追加質問は全くの蛇足であるように感じる。

 

私は海外で暮らしているので、日本人であることを意識することが多く、令和になってからは両陛下のご活躍をとてもありがたく思っている。

ひとつは、心の支えである。 両陛下の誠実で暖かいお人柄と、国民に寄り添うお姿は、暗い世の中にあって、前向きの気持ちにしてくれる。

そしてもうひとつ、日本国内にいると忘れがちであるが、両陛下は日本が世界に誇る日本の象徴である。  世界中から敬愛される両陛下のお陰で、日本人は間接的な恩恵を受けていると感じる。

これからもご家族仲良く、ご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

 

パットマンXさんの思い出

パットマンXさんがご逝去なさったとの悲しいお知らせがあり、ショックと悲しさで落ち込んでいる。

お友達の皆さんが追悼の記事を書いていらっしゃるので、私も思い出をここに記し、追悼の念を表したい。

パットマンXさんとは、ギドラさんのブログを通じてヤフーブログ時代に知り合った。
夜中にギドラさんとコメントのやり取りをしているのを拝見し、ユーモアと知性のある紳士だと感じた。

パットマンXさんのブログを訪問してみると、美しいフィギュアの写真で溢れていた。

それまで全く興味のなかったフィギュアであったが、パットマンXさんの詳しい写真と解説で、その造形の美しさはミケランジェロやロダンの彫刻にも劣らない芸術であり、日本が世界に誇る文化であると知った。

パットマンXさんの素晴らしいコレクションは大切にケースに入れられて飾られ、写真からでも、フィギュアへの愛が伝わってきた。 

不気味な怪獣でも、パットマンXさんの写真を通すと不思議と可愛く見えるのである。fdbnr3483.hatenablog.com

時々家具についてのお話もあり、写真の背景を見ても、実に美的センスに溢れているのが感じられた。

 

ギドラさんのブログで行われたクイズ合戦では、それぞれの参加者が問題を出し、それを通してパットマンXさんのエピソードを知ることができた(ギドラさんのブログより引用)

パットマンXさんヤフーオークション参加件数は788件でした。15年ほどになるそうですから平均すると1年で約52回、1週間に1件ぐらいですね。ヤフーブログにさよならしてもヤフーオークションはやめられない(笑)  

パットマンXさんが初めて買ったレコードは、ちあきなおみ喝采です。こんな大人の歌が初めて買ったレコードなんて思いませんよね(笑)

「喝采」は小学6年生の時に買ってもらったんです。
ませてたでしょう?(笑)
初めての黒光りする本格的なレコードに興奮しましたよ♪

その時は親が奮発してくれて「喝采」の他に
「青い三角定規」と「上條恒彦と六文銭」のLPも買ってくれました(^ ^)

高校時代、クラス別駅伝選手に選ばれたは本番直前にある失敗をしました。その失敗とは何でしょう? 長い距離を走り過ぎてしまい本番でバテてしまった。  パットマンXさんの高校は男子校だったので女の子といちゃついてはそもそもあり得ません(笑)

パットマンXさんが高校時代3ヶ月で辞めた部活はラグビーでした。一応他人よりちょっとだけ足が速かったので入ったのですが、昼休みに部室でボールに唾を吐きかけて磨かなければならないという1年生の汚い不文律が嫌になりました(^ ^;)

お宅を訪問してこの素晴らしいコレクションを見せていただくのを楽しみにしていた。

まだ還暦の若さで、残念で仕方がない。

 

モモタロウさんのお優しいコメントに心が温まる。

お知らせありがとうございます。

星になられていましたか。

いつでもお会いできますね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

fdbnr3483.hatenablog.com

 

鬼の立場 嫌われる勇気と嫌う勇気

前回のテーマ「鬼」の記事で、ギドラさんから「泣いた赤鬼」についてのコメントをいただいた。

私のブログは、記事よりもコメントの方が読みごたえがあり、コメント無くしては成り立たない。

「泣いた赤鬼」のストーリーを、ウィキベディアで調べてみた。

泣いた赤鬼 - Wikipedia

とある山の中に、一人の赤鬼が住んでいた。赤鬼はずっと人間と仲良くなりたいと思っていた。

そこで、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます」

という立て札を書き、家の前に立てておいた。

 

しかし、人間たちは疑い、誰一人として赤鬼の家に遊びに来ることはなかった。

赤鬼が一人悲しみに暮れていた頃、友達の青鬼が提案した。

「青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。

そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。

そうすれば人間たちにも赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう」

 

これでは青鬼に申し訳ないと思う赤鬼だったが、青鬼は強引に赤鬼を連れ、人間達が住む村へと向かい、作戦は実行された。

青鬼が村の子供達を襲い、赤鬼が懸命に防ぎ助ける。

作戦は成功し、おかげで赤鬼は人間と仲良くなり、村人達は赤鬼の家に遊びに来るようになった。

 

だが、赤鬼には一つ気になることがあった。それは、親友である青鬼があれから一度も遊びに来ないことであった。

赤鬼は近況報告もかねて青鬼の家を訪ねることにした。

 

青鬼の家の戸は固く締まっており、戸の脇に貼り紙が貼ってあった。

「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です」

赤鬼は黙ってそれを2度も3度も読み上げ、涙を流した。

 

人間はなぜ鬼を嫌うのだろう。

「鬼」について調べてみると、「得体の知れない『モノ』」、「安定したこちらの世界を侵犯する異界の存在」などの記述が見つかる。

今の言葉に訳せば、「理解を超えるもの」「異国から来た人」「自分の安定を脅かす存在」などになりそうだ。

 

私は外国に住んでいる日本人で、原住民にとってはよそ者であり、理解を超える存在である。 理解できないものを、人は怖れ、嫌う。

つまり「鬼」なのである。

だから、鬼の気持ちがよく分かるような気がする。

 

元来人間は全ての人に好かれるのは無理であるが、鬼ともなればなおさらだ。

それならば、誰を好きになり、誰に好かれるかは、自分で決めればよい。

赤鬼さんは、人間に好かれたかった。
青鬼さんは、誰よりも赤鬼さんが好きで、人間にどう思われようと、赤鬼さんに幸せになってほしかった。
そして、赤鬼さんは青鬼さんの大きな愛に気が付いた。

「嫌われる勇気」を持つとともに、「嫌う勇気」を持つことにしよう。

 

 

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泣いた赤鬼

赤鬼のお面と、今日の名言

今週のお題「鬼」

私の住居の玄関の正面には、赤鬼のお面が飾ってある。

紙製の軽いお面で、日本の民芸品だ。 
飛行機に乗せて連れてきた。

怖い顔をしてにらんでいる。
外から入ってくる悪者を追い出してくれる。

 

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いらすとやさん、2012年1月31日に発表した最初の作品

今日の名言

「空気は変えるんだよ、良い方向に」

180度の転換は一人の力では無理でも、一人が1度ずつ変えていけば、いつかは全体の流れが変わっていく。

そのためにも、空気を読み、流れに真っ向から反対するのではなく、勇気をもってすこ~しだけ流れを変えてみよう。

そして、少しずつ世の中を良くしていこう。

 

たっふぃーさん、名言を有難うございます。

toughy.hatenablog.com